聖徳太子は、日本に仏教が伝わったとき、いちはやくその教えに帰依し、その後の日本に仏教がどんどん定着し、広まっていく基礎を作られました。
親鸞聖人は聖徳太子をたいへん敬っておられました。親鸞聖人がおられた頃の日本には、聖徳太子信仰があったそうです。親鸞聖人が聖徳太子を敬われた一つのきっかけは、その聖徳太子信仰だったとも言われています。
また、親鸞聖人が比叡山を下り、法然上人のもとで南無阿弥陀仏の教えをよろこばれたのは、「修行しても修行しても煩悩から自由になれない。逆にますます煩悩が自分から絶ちがたいことが自覚されてしまうばかりだ。 (>_<。)‥‥ 自分は今後どうすべきだろう?」との苦悩をかかえ、京都の六角堂に100日間参籠されたとき、聖徳太子が親鸞聖人の夢に出てこられ、「それでは法然上人のところへ行ってお話を聞いてみてはどうだろう?」とおっしゃったからだ、とも言われています。 |